ドメーヌタプコリーヌ/宮本ヴィンヤード 代表 宮本 亮平様
北海道中心部西部、空知地区の三笠市に2021年設立されたワイナリーであるドメーヌタプコリーヌ様。
三笠のテロワールを活かした「高品質で世界基準のワイン」造りを目指すドメーヌタプコリーヌ/宮本ヴィンヤード様に、そのワイン作りに対する姿勢や当社製品のご導入に関するお話を伺ってまいりました。
■ワイナリー設立のきっかけをお聞きかせいただけますか?
タキザワワイナリーで醸造長をしながら、自分のぶどう・ワインを作っていました。
収穫量が増えて醸造所が手狭になって来た時に、ワイン作りの環境が整った場所を新たに作ろうと思い、親しくしていた濱田ヴィンヤードさんと2人で協力する事でワイナリー設立のハードルが色々と下がると考え、2021年にワイナリーを立ち上げるに至りました。
■ドメーヌタプコリーヌ様の「ワイン造り」においてこだわりやテーマのようなものはございますか。
シンプルに「良いワイン」。高品質で世界基準のワインを目指しています。
ワインに手をかけすぎず、天然酵母による発酵や、必要最低限の亜硫酸塩を使用し、三笠のテロワールを活かしたワイン造りにこだわっています。
ドメーヌタプコリーヌ 外観
■コンクリートタンク バレルタイプのどこに魅力を感じましたか?
樽ともステンレスとも違うコンクリートならではの表現が出来るかもしれないと思いました。
■コンクリートタンク バレルタイプを導入しようと思ったきっかけは何ですか。
タキザワワイナリーさんにコンクリートタンク バレルタイプの話を聞いて、試してみようと思ったのがきっかけです。
■実際に製品を導入してみて、どのような印象を持たれましたか。
海外で樹脂コーティングなどされているコンクリートタンクを見学したり現場経験もありましたが、コンクリートタンク バレルタイプはコーティングが無かったので、コンクリートとワインが反応しないかなど他のワイナリーからは使ってみて大丈夫と聞いてはいましたが経験がなく不安材料の一つでした。今のところ木樽と発酵スピードは変わらず、順調に発酵して安心しました。
他にも木樽と比べ香りと味が違い、果実味が素直に出ていました。
木樽と同じくらい液量の目減りが見られたため、水分・アルコール分が蒸発して透過している=酸素が透過しているのが分かりました。
■今後コンクリートタンク バレルタイプに期待すること、改善してほしいことはありますか?
ステンレスのマンホール部から外気の影響を受けやすいと思われるので、ステンレス部を小さくするなど、「コンクリートは温度変化が少ない」というメリットを活かせるようになれば良いと思います。
木樽のように膨らみがあったほうが中の空気が残りづらくなり、扱いやすくなると思います。
宮本ヴィンヤード 公式ホームページ
宮本ヴィンヤード オンラインショップ