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  • 側溝についての豆知識
  • ディンプルエフ

2023.02.03

側溝蓋の集水穴が詰まってしまう原因って?

以前投稿した記事にて側溝蓋についている手掛け穴や、集水用スリットについて紹介させて頂ました。
側溝蓋についている「穴」って、何の為にあるの?
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今回は、その穴・スリットが詰まってしまい集水能力の低下に繋がる問題にフォーカスしていきます。
 
詰まってしまう原因
皆さんは普段生活している際、側溝の穴・スリットが枯れ葉やゴミ、石や砂などで詰まっている状態を見られた事はありますか?
こういった状態になってしまうと、雨水の排水機能が低下してしまいます。
では、なぜそのような「詰まり」がおきるのでしょうか?

それは、側溝蓋についている穴・スリットの「形状」に理由があります。
蓋の上からでは確認しづらいですが、実は穴の形にも違いがあるのです。
実際にその違いについて見ていきましょう。
【ストレート型】
路面から側溝内部にかけて続く穴の幅が一定のタイプです。
一般的な側溝蓋や一部スリット側溝に見られる形状です。
この形状の問題点として、例えば小石などが路面から内部へ入り込む際、穴の途中で詰まってしまうとガッチリと固定されてしまい取り出す事が困難という事です。
そして穴の途中で詰まった小石などが増えると、さらにその上に砂や枯れ葉などの堆積物が積り、最悪は穴そのものが埋まってしまうケースに発展します。
穴の幅が狭いものに関しては特にこういった問題に発展しやすいです。
幅が広いものでしたらそもそも小石などが詰まる事が少ないですが、今度は歩行者の安全面など別の面で問題が起こってしまいます。

※イラストはスリット型側溝蓋の断面イメージです

【ハの字型】
路面から側溝内部にかけて穴の幅が広がっており断面で見ると「ハの字」になっているタイプです。
こちらは小石などが側溝内部へ入り込んでも、奥に進むにつれ幅が広がっている為途中で詰まってしまうという問題が起きづらい形状となっています。
現在流通しているスリット型の側溝の多くはこの形状をしており、歩行者の安全の為にスリット幅を狭くしつつも目詰まりを引き起すリスクを抑え、排水能力を維持しています。

※イラストはスリット型側溝蓋の断面イメージです

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こちらは愛知県内の現場でスリット蓋「ディンプルエフ」が採用された事例です。
砂や小石が多く、作物などを乗せた軽トラックの往来も多い場所ではありますが、施工から数年経っても実際にスリットの詰りは無く、排水機能を維持しています。
まとめ
普段の生活の中ではなかなか見る事はできない側溝の内部ですが、実はこういった細かな違いが皆様の快適な生活に関わってきます。
もし、つまりが発生してしまっている側溝や、その他側溝についてのご質問・ご相談などがありましたらお気軽にお問合せ下さい。
私達ができる範囲でお応えさせて頂きます。