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2023.09.27

【側溝蓋の問題解決例⑦】歩道内の側溝修繕・安全対策

歩道内に設置された側溝
「側溝」は全国各地いたるところに設置されている排水機能を持った構造物ですが、今回は歩道内に設置された側溝の修繕事例をご紹介したいと思います。
 

こちらは歩道内に側溝が設置されている現場の一例です。
歩行者が側溝の上を歩く以外にも住居や店舗の乗入口になっていて車が横断する事も想定される状況ですね。
この現場の側溝はかなり古く、かつ当時の施工業者が現場で型を組んで作成した「現場打ち工法」と呼ばれる側溝です。
そのため、現在流通している製品とは寸法などが異なり、修繕の際は対応が難しい側溝となっています。

側溝が老朽化して段差ができてしまっていたり、摩耗で蓋が劣化しているのが見て取れます。
また、一度蓋の入替えを行っているようですがピッタリサイズの蓋は流通していないため、側溝と側溝蓋の間に隙間ができてしまっていますね。
歩行者が歩く際に歩きづらかったり転倒事故を引き起こす原因になりかねません。
 
修繕例

現在、この現場は側溝蓋の取り換えを行い、その上からカラー舗装を敷いて安全対策を行っています。
現場打ち側溝のサイズに合わせてピッタリの規格で製造できる側溝蓋「ディンプルエフ」を使用し、隙間ができることがないように対応してあります。
また、蓋の側面に無収縮モルタルを流し込み側溝本体と固定化させてあるので、車の乗入口に面している部分でも強度を保ち劣化や破損を防ぎます。

蓋が動かないことによってカラー舗装をかけた際も剥がれや亀裂を防止でき、状況を維持できます。
また、表面にはザラザラとした鮫肌のような滑り止め加工がされており、カラー舗装がかけやすいだけではなく歩行者の安全対策にも貢献できます。
まとめ
歩道内の老朽化した側溝は歩行者や車の通行にとって危険を伴います。もしこういった歩道でお困りでしたらお気軽にお問合せ下さい。私達の出来る限りのご協力をさせて頂きます。