デッキドレーン」(高強度コンクリート・100N/㎜2)を使用例

近年の橋梁本体の劣化損傷事例で、冬季に安全な道路交通確保のために路面に凍結抑制剤を散布しており、主成分である塩化ナトリウムが鋼製材の腐食を促進させ、凍結抑制剤を含む橋面水が適切に行われないと桁等に直接影響を及ぼす部分で橋梁本体の耐久性に大きく影響するような劣化損傷の発生が見られます。
その課題を解決する為に、排水施設を「デッキドレーン」(高強度コンクリート・100N/㎜2)を使用して各種橋梁との一体化構造とし構造物内への浸透水を防止し排水することで、従来の鋼製排水溝に比べ大幅な長寿命化が図れます。

従来使用されていた鋼製排水溝は高圧洗浄にて清掃する際には蓋を人力にて開閉する必要があるが、「デッキドレーン」は製品天端開口部に直接高圧洗浄機を直接挿入し清掃が可能です。

横引き管(従来技術)の点検は橋梁の外部に足場を組むなどして作業を行うが「デッキドレーン」は橋面にて安全に点検業務が可能です。

写真:デッキドレーン

【特許596798号】
東日本高速道路株式会社
NEXCO西日本コンサルタンツ株式会社
ゴトウコンクリート株式会社
の3社での共同特許製品です。
※特許取得名は「橋梁地覆部高強度コンクリート排水溝」です。